自家発電機効率化
ご相談内容
東日本大震災以降、電力安定供給を目的とした自家発電設備にガスタービン発電機を設置されている事業所が増加しています。本件は、夏場の猛暑の中でご使用になるガスタービン発電機の発電能力の安定性を保つご相談から始まった事例です。
ご提案
発電機の効率向上に気化熱を利用した送風機の使用をご提案いたしました。具体的には、発電機外気取り入れ口から冷風を送ることでダウン率を抑える方法です。ファンは弊社グループ会社製造の大型気化熱送風機を採用しました。
困難だった問題と取り組み
猛暑の中、適正な冷却によりガスタービンの発電能力を落とさず電力を安定供給する必要がありました。グループ会社で製造する大型気化熱送風機は水分が広範囲にミスト(霧)状に拡散され周囲の熱を取り込むことで気化します。なおかつ大風量のファンをベースにしていますので冷風を広範囲に勢い良く噴霧できる構造から本件の環境改善に適していました。
強み
弊社グループ会社の大西電機工業では舶用送風機製造を長年手掛けています。舶用送風機は全て受注生産であり同じものが存在しません。幾通りの送風機設計製造の経験により得た知識と設置実績は弊社に受け継がれており財産とも言えます。弊社の営業スタッフはそのような現場で経験を積んでいますので送風のエキスパートでもあります。本件ではグループ企業の製造する気化熱を利用した大型送風機が上手くマッチングした事例でした。
協業
- 株式会社オンセック
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担当業務
- 企画設計
- 大西電機工業株式会社
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担当業務
- 品質管理
- 弥生製作所
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担当業務
- 組立作業