評価試験
作業内容
羽根車の軽量化に伴う新規設計品の評価試験です。
成果実績
当初の計画通りに設計することができました。本件に用いた技術はその後多くの製品に採用されております。
困難だった問題と取り組み
送風機の羽根車は、当然のことながら回転し送風します。従って、仕様点における風圧を受けると同時に大きな遠心力も受けながら運転されます。評価試験においては、この実際の運転状況にいかに近い形で外力を加えるかが問題となります。写真は、単純な静的荷重による強度(破壊)試験ですが、重要なのは動的荷重による試験(疲労試験)です。荷重のポイント、大きさ、ストロ-ク、繰り返しの波形及び周波数等を算出しなければなりません。併せて苦労したことは、試験機にかけるための冶具の設計/製作でした。長時間にわたる試験ですので、振動による荷重ポイントのずれ等は、致命的です。協力試験機関のご指導を受けながら、無事試験完了となりました。
強み
弊社には多数の評価試験実績がございます。当然ながら一度の試験でクリアできたものばかりではありません。再設計、試験方法の変更/最適化の検討を繰り返し、それが評価試験ノウハウの蓄積に繋がっております。
協業
- 株式会社オンセック
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担当業務
- 企画設計
- 大西電機工業株式会社
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担当業務
- 品質管理